■介護と尊厳のバランスの難しさ
父親が軽度の認知症になり、体力も弱り、少しずつ一人ではできないことも増えてきました。
そんなとき、父にとっては屈辱的な気分を味わうこともあり、
「介護と尊厳のバランス」について考えるものです。
介護する側は「それができなくても仕方のないことだ」と思っていても、
本人は、常に娘の前ではカッコイイ人でありたいと考えている。
だから、私のほうは「知らないふり」「気づかないふり」も大事だったり…。
こういうときこそ、「自分だったら、どうされたいのか」「どうありたいのか」を考えることも大切なのでしょうね。
だって、いつか自分だって、そんな風にできなくなるときが来るのかもしれないのだから。他人事ではない。
少なくとも、「何があっても、私や兄が傍にいるから大丈夫なんだ」という安心感は持たせてあげたい。
それだけでも、父も乗り越えられるところがあるかもしれないから。
とはいえ、介護の共倒れは避けたいので、精神的な自立をしておいてもらうのは大事なこと。
(一緒に暮らしているわけではないので、なおさら)
まだまだ介護生活は続くと思うので、出来る限り、お互いに気分よくいられるように、過ごしていたいものです。
親が軽度の認知症になったとき、子供はどんな選択をするべきか
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