浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
不倫の証拠をとっていきなり女に慰謝料請求をすることを勧める探偵、弁護士はいます。
その方のケースで理にかなっているなら問題ないですが、そうではなのに、そこに行き着いてしまう方は少なくありません。
夫は聞く耳を持たないし、何も話せないから無理。
夫に何を言っても気持ちは変わらないから無理。
夫とはこれ以上話しても無理。
そんな思いが妻に刷り込まされています。
探偵、弁護士の策が、
会わせないようにするための策であり、
離婚を回避する方法と信じていますか。
自分は離婚でいいのか。
離婚するにしてもこんな方法でいいのか。
それに自分は夫を好きな気持ちが残っているのか。
後悔はしたくない。
そうさ迷っている方も多いと思います。
なのに、ここでいきなり女に行動を起こすこと。
あり得ません。
「夫は離婚を迫っており、気持ちが変わることはない様子です」と言いたい方もいるし、
「離婚まで言ってこないけど、態度はよくないし、相変わらず女と続いているし、やめません。」と言いたい方もいるでしょう。
でも、離婚回避するにしても、二人を会わせなくさせるにしても、真っ先にとる策ではないと思います。
この方法が得策と感じるケースはあります。
でもそれは微々たるものです。
要するに順番が違うのです。
夫との間でまだやり切れていない方は多い。
やってはいるが、まだまだの方もいる。
女に対処してから夫の本音を聞きたい。自分の気持ちを伝えたい。
という思いがあるなら、先にです。
自分の気持ちがまだ定まっていない場合もあるでしょう。
ならば、自分の心を落ち着かせ、決まってからです。
それも中途半端な段階で、とにかく女に行動を起こそうと考えるのは時期尚早です。
離婚回避の策のつもりが、離婚したい気持ちによりさせてしまう。
二人を会わせなくさせたつもりが、結局水面下。
いい結果を生みません。
妻はどういう態度に徹するべきか。
どういう言葉がけをしていくべきか。
不倫のことを再度切り出すタイミングはいつなのか。
自分の心を安定させるにはどうするか。
こんな難しい問題、数カ月や1年で起きたわけではありません。
それ相当にちょっと間違えていた期間があったのです。
だから改善するにしても、それなりの時間と忍耐は必要です。
問題をさらに困難にしてしまうことはやめましょう。